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看護師の転職

准看から正看へ|40代・通信で資格取得

2026-05-03

こんにちは、まーなです。

今日は、私が准看護師から正看護師にステップアップした話を書きます。

働きながら通信制で勉強して、ようやく正看の資格を取ったときのこと。 正直にいうと、あの数年は人生でいちばん「時間が足りない!」と叫び続けた時期でした。

それでも今、振り返って「やってよかった」と心から思えています。

同じように、

  • 准看から正看にステップアップしたい
  • 子育てしながら勉強する時間なんて作れるのかな
  • 40代から始めて遅くないかな

そう悩んでいる看護師さんに、ひとりの体験談として届いたらうれしいです。


准看護師として働いていた頃の私

私はもともと、20代後半で准看護師の資格を取りました。

学校に通えるタイミングがそこしかなかったこと、家庭の事情で「とにかく早く資格を取って働かなきゃ」という気持ちが強かったこと。 その流れで、准看の道を選びました。

准看の資格を取ってからは、ずっと病棟勤務。 夜勤もこなしながら、シングルマザーとして子どもを育てていました。

仕事自体は嫌いじゃありませんでした。 むしろ、患者さんと関わる時間は私にとって大事な居場所でしたし、「ありがとう」と言ってもらえる瞬間に何度も救われてきました。

ただ、働き続けるなかで、ぼんやりと感じていたものがあったんです。

それが「正看との差」でした。


「正看との差」を感じた瞬間(給料・仕事・人間関係)

准看と正看は、現場ではほぼ同じ仕事をします。 バイタルを測って、点滴をして、患者さんのケアをして——日々のやることは大きく変わりません。

でも、目に見えないところで、確かに差がある。 それを感じる瞬間が、ぽつぽつとありました。

給料の差

まず一番わかりやすいのが、給料です。

基本給、昇給、手当——どれも正看のほうが上に設定されている病院がほとんどでした。 同じシフトに入って、同じだけ動いて、同じように夜勤をして。 それでも明細の数字は違う。

頭ではわかっていても、何年も続くとじわじわきます。 家計を支える立場としては、なおさらでした。

仕事の任され方の差

もう一つ感じたのが、仕事の任され方です。

新人さんの指導、リーダー業務、委員会、研修の担当—— こういう「次のステップ」が、准看だとどうしても回ってきにくい場面がありました。

経験年数だけでいえば私のほうが長くても、後から入ってきた正看の若いスタッフにそういう役割が任されていく。

「私は経験を積めているのかな?」 「ここから先、どこまで働き続けられるんだろう」

そんなふうに、自分の将来が少し細く見えてくるような感覚がありました。

人間関係の差

これは病院や職場によると思うのですが、雰囲気としての差を感じることもありました。

正看と准看で、あからさまに態度を変える人はそう多くありません。 それでも、会議や申し送りの場で意見を求められるかどうか、何かを決めるときに「相談される側」に入れるかどうか。 そういう小さな積み重ねで、自分の立ち位置をなんとなく感じてしまう。

悪気のない一言でも、じわじわ効いてくることがあるんですよね。


通信制を選んだ理由とリアルな費用感

「正看を取りたい」と思っても、現実問題、仕事を辞めて全日制の学校に通うのは私には無理でした。

シングルマザーで、子どもの学費もこれからかかる。 収入を止めるわけにはいかない。

そこで選んだのが、**働きながら通えるルート(通信制+スクーリング)**です。

通信制を選んだ理由は、ざっくりまとめるとこの3つでした。

  1. 仕事を辞めずに勉強を続けられる
  2. 自分のペースで進められる範囲が大きい
  3. 全日制に比べると費用を抑えられる

費用について正直に

費用については、はっきりした金額はここでは書きません。 学校や時期、地域によってもかなり違いますし、私の記憶もあいまいなので、不確かな数字を出して誰かを誤解させたくないからです。

ただ、感覚としてお伝えできるのは、

  • 決して「安い」とは言えない金額だった
  • 入学金、授業料、スクーリングの交通費、テキスト代など、思っていたよりトータルでかかる
  • 子どもの学費と並行して払うのは、それなりの覚悟が必要だった

ということです。

このあたりは、両学長の動画で「お金は人生の選択肢を増やすためのもの」という話を聞いていたのも、大きな後押しになりました。 資格にお金を投じることは、自分の労働市場価値を上げる先行投資なんだと、自分に言い聞かせていた気がします。


勉強時間の作り方(一番つらかったところ)

正直にいうと、ここが一番つらかったです。

仕事・家事・子育て・勉強。 これを全部回す時間なんて、最初は本当にどこにもありませんでした。

私がやっていたのは、こんな工夫です。

朝の30分を「自分のための時間」にする

家族が起きてくる前の30分。 コーヒーを淹れて、テキストを開く。

夜は子どもの寝かしつけで一緒に寝落ちすることが多かったので、朝に勉強時間を寄せるのが私には合っていました。

夜勤明けに無理しない

夜勤明けで「ちょっと勉強してから寝よう」とがんばった日は、たいてい数日後に体調を崩しました。

これは早めに学習しました。 夜勤明けは寝る。それでいい。 回復した日に集中して進めるほうが、トータルでは絶対に進む。

スキマ時間に「読むだけ」をする

机に向かえる時間は週にそんなに取れません。 だから、

  • 通勤の電車のなか
  • 患者さんの記録の合間
  • お湯を沸かしている数分

こういうスキマで「テキストを読むだけ」「動画を聞き流すだけ」をやっていました。 書く・解くは、まとまった時間に回す。

子どもに「ちょっと協力して」と頭を下げた

これは大きかったです。

「お母さんも勉強してるから、土曜の午前中だけ静かにしてほしい」 最初は申し訳ない気持ちでお願いしたのですが、子どもは想像以上にすんなり受け入れてくれて、自分の宿題を横でやってくれるようになりました。

親が勉強している姿を見せられたのは、結果的に良かったことのひとつだと思っています。


合格してわかった「取ってよかった」3つのこと

長い道のりの末、無事に正看護師の資格を取ることができました。

合格通知を見たときは、嬉しいというより「ようやく終わった……」という脱力のほうが大きかったです(笑)。

そこから少し経って、じわじわ感じてきた「取ってよかった」を3つにまとめます。

1. 給料が確かに上がった

まずはわかりやすく、ここです。

基本給、夜勤手当の単価、各種手当——少しずつですが、明細の数字が変わりました。 ボーナスや昇給の伸びしろを考えると、数年単位での差はもっと大きくなります。

「資格にお金と時間をかけた分は、ちゃんと回収できる」 そう実感できたのは、家計を支える立場の私には大きな安心でした。

2. 仕事の選択肢が広がった

これが、想像していた以上に大きかったところです。

正看の資格があると、応募できる求人がぐっと増えます。 訪問看護、クリニック、施設、産業保健—— 准看だと条件にひっかかって応募すらできなかった求人が、画面のなかに並ぶようになる。

「いつでも動ける」という選択肢を持てているだけで、今の職場でのストレス耐性も変わりました。 辞める/辞めないは別として、"選べる側"でいられる安心感は、本当に大きいです。

3. 看護の「根拠」を学び直せた

これは、勉強を始める前は想像していなかった効能でした。

通信制での学び直しのなかで、

  • なぜこの処置をするのか
  • なぜこの観察項目が大事なのか
  • 病態としては何が起きているのか

そういう「根拠」を、もう一度ゆっくり学び直すことができました。

正直、現場で長く働いていると、手順としては体にしみ込んでいても「なぜ?」が抜け落ちている部分が出てきます。 そこを丁寧に埋め直せたことは、資格そのもの以上に、自分の看護師としての自信につながりました。

患者さんへの説明も、家族への声かけも、後輩への指導も。 「根拠を持って話せている」という感覚は、毎日の仕事の質を静かに変えてくれました。


これから正看を目指す方へ

最後に、いまこのブログを読んでくださっている、正看を目指している方へ。

私から伝えたいことは、シンプルに2つだけです。

「遅すぎる」なんてことはない

私は40代に入ってからも、看護の勉強を続けています。 正看を取ったあとも、知らないことだらけです。

20代でストレートに正看を取った人と、自分を比べる必要はまったくありません。 **今日のあなたが、未来のあなたにとっての"いちばん早い日"**です。

全部ひとりで抱え込まない

仕事、家事、子育て、勉強。 全部ひとりでやろうとすると、本当につぶれます。私もつぶれかけました。

家族に頭を下げる。 職場に相談する。 使える制度や奨学金、給付金を調べる。

「こんなこと頼んでいいのかな」と思うことほど、声に出してみてほしいです。 意外と、まわりはちゃんと応援してくれます。


正看護師の資格は、私にとって人生の選択肢を増やしてくれた一枚の紙でした。

勉強した時間、払ったお金、家族にかけた負担。 どれも軽くはなかったけれど、いま振り返ると、ぜんぶ「自分への投資」だったと思えています。

同じように悩んでいる方が、一歩を踏み出すきっかけになれば、本当にうれしいです。

※追記予定:実際に登録してよかった看護師向け転職サイトについては、近日中にこのブログでまとめて紹介する予定です。

それではまた、まーなでした。