訪問看護への転職、事前準備|急性期未経験の40代看護師の本音
2026-05-20
この記事の目次
こんにちは、まーなです。
今日は、訪問看護への転職を考えている方に向けて、事前に知っておいてほしいことを、私の体験を交えながら書こうと思います。
私は准看護師として就職してからずっと慢性期と回復期だけを経験してきた看護師で、急性期や手術室の経験は全くないまま訪問看護に転職しました。
転職してから「あぁ、事前に確認しておけばよかったなぁ」って思ったことも、正直に言うと沢山あって。
同じように転職を悩んでいる方や、慢性期出身で訪問看護に興味がある方の事前準備のヒントになれば嬉しいです♡
病棟と訪問看護の働き方そのものの違いについては、別記事 病棟と訪問看護のリアルな違い|両方経験した本音 にまとめています。
結論|訪問看護への転職前に確認したい6つのこと
先に結論からお伝えすると、転職前に確認しておくべきポイントはこの6つです。
- ☐ 自分の前職スキル(特に急変対応)を棚卸ししたか
- ☐ そのステーションは急変対応の研修制度があるか
- ☐ 担当する利用者さんの医療管理レベルは、自分のスキルに合っているか
- ☐ 困った時に相談できる体制が整っているか
- ☐ 入職後の同行期間はどれくらいあるか
- ☐ 自分の性格は訪問看護向きか(コミュニケーション・自立支援・自分で考える)
「なんでこの6つが大事なの?」を、私の体験を交えながら順番に説明していきますね。
事前準備①|自分のスキルを棚卸ししておく
訪問看護に転職する前に、まずやっておいてほしいのが**「自分の前職スキルの棚卸し」**です。
急変対応のスキルは、思っているよりも鈍る
訪問看護って、急変に立ち会うことが本当に少ないんですよね。
病棟時代は、目の前で患者さんがバイタルを崩したり、緊急処置が必要になることが日常茶飯事。だから自然と急変対応のスキルが磨かれていたんです。
でも訪問看護に移ってからは、ご自宅にお邪魔して**「生活を支える看護」**がメイン。利用者さんが急変するケースは、病棟と比べると圧倒的に少ないんですよね。
たまに緊急対応が必要になったとき、「あれ、こういう時どう動くんだっけ」って一瞬迷う自分がいて——その度に「もっと病棟で経験を積んでおけばよかったなぁ」って心残りな気持ちが湧いてきます。
だから、これから訪問看護を考えている方には、自分が前職でどれくらい急変対応の経験を積んでいるかを、一度棚卸ししてみてほしいです。
経験が浅いなと感じる方は、**「研修制度があるステーション」**を選ぶこと——ここを事前にしっかり確認しておくと、入職後の不安がぐっと減りますよ。
慢性期しか経験がないと、高度医療管理に戸惑うことも
これは 准看から正看へ|働きながら通信で取得した話 でも少し書いたんだけど、私は慢性期と回復期しか経験がない看護師なんです。
そうすると、人工呼吸器などの高度な医療管理スキルが、私には身についていないままで——在宅で呼吸器を使われている利用者さんのお宅に伺うときは、私一人だと不安になることがありました。
急性期未経験で訪問看護を考えている方は、利用者さんの医療管理レベルを、事前に確認しておくのがおすすめです。
「人工呼吸器の利用者さんは何名くらいいるか」「自分のスキルレベルで対応できる利用者層を担当できるか」——このあたりは面接で聞いておくと、入職後のミスマッチを防げます。
聞きにくいなと感じる方は、転職サイトの担当者さんに代わりに確認してもらうのも◎です。
事前準備②|相談できる体制があるかを確認する
これ、私の中で一番大事だと思っているポイントです。
訪問看護は基本ひとりで訪問することが多いから、新人時代は「自分で決めたことが本当に合っているのか」って、毎回不安で仕方なかった。
私が今いる訪問看護は、迷ったらいつでも上司や同僚に電話で相談できる体制になっていて、これに本当に救われました♡
でも、ステーションによって相談体制は全然違う
ここが落とし穴なんですが、訪問看護ステーションって、勤め先によって相談体制がかなり違うんです。
なかには「困っても聞ける人がいない」「相談しようと思っても繋がらない」みたいなステーションもあるって聞きます。
訪問看護って一人で動く時間が長いからこそ、**「困った時にすぐ相談できるかどうか」**が、本当に働きやすさを左右するんですよね。
「同行期間」もすごく大事な安心材料
もうひとつ、新人時代の安心感を左右するのが**「同行期間」**。
訪問看護ステーションによっては、入職後の一定期間は先輩が一緒に訪問同行してくれるところがあるんです。「最初の数ヶ月は必ず先輩と一緒に訪問」「段階的にOJTで独り立ち」など、本当にさまざま。
入職してすぐ「はい、明日から一人で行ってきて」みたいなところだと、慣れない場所での不安が大き過ぎちゃう。新人時代の不安を一番和らげてくれるのが、この同行期間の長さと丁寧さだったりするんですよね。
面接で聞いておきたい3つのこと
これから訪問看護を考えている方は、面接や見学の時に、この3つはぜひ聞いてみてください。
- 困った時に相談できる体制がありますか?
- 同行期間はどれくらいありますか?
- 独り立ちまでの研修フローはどうなっていますか?
聞きにくければ、転職サイトの担当者さんに代わりに確認してもらうのも◎です。
事前準備③|自分が訪問看護に向いているかを見極める
ここからは、**訪問看護で働いて私が感じた「こんな人に向いてるなぁ」**っていうポイントを書きます。転職する前に、自分の性格と照らし合わせてみてくださいね。
コミュニケーションをじっくり深めたい人
訪問看護に来る前の私は、正直に言うと沈黙がすごく苦手でしたww
病棟時代はケアをしながら、何かしら話していないと落ち着かなかったんです🤣
でも訪問看護に来てから、**「沈黙の時間にも、大切な意味がある」**って気づきました。
利用者さんが何かをふと思い出していたり、ただ静かに過ごしたい時間だったり。無理に話さなくても、ただそばに居る——その空間そのものが、利用者さんにとって安心になるんだって、訪問看護に来てから学べました。
「利用者さんとじっくり向き合いたい」「人との関係性を深めたい」——そんな思いがある方には、訪問看護はすごく学びが得られる場所だと思います。
自立支援にやりがいを感じられる人
訪問看護師になってから、利用者さんの**「卒業」**を見送ることが何度かあって。
もう訪問看護のサポートがなくても、ご自分で自立した生活が送れるようになった、ということです。
「まーなさん、もう大丈夫やと思うから、訪問終わってもええよ」って言ってもらえた瞬間って、正直すごく寂しい。でも、それ以上に**「やっててよかった」**って心から思える瞬間でもあります♡
利用者さんが、私の手を借りずに歩いていける——それって、訪問看護師として目指していた一番のゴールなんですよね。
「その人らしい生活を支えたい」「自立を目指す看護をしたい」——そんな思いがある方には、訪問看護は本当におすすめの仕事です。
自分で考えて動くことに前向きになれる人
訪問看護は基本ひとりで判断する場面がとっても多いです。最初は不安だけど、経験を重ねていくうちに、少しずつ自信を持って動けるようになっていきます。
「自分の頭で考えて動きたい」「主体的に動きたい」——そんな気持ちがある方には、訪問看護はすごく成長できる仕事だと思います。
全部一人で確認するのは大変なので
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
最初にお伝えした 6つのチェックリスト、改めて見返してみてどうでしょうか?
- ☐ 自分の前職スキル(特に急変対応)を棚卸ししたか
- ☐ そのステーションは急変対応の研修制度があるか
- ☐ 担当する利用者さんの医療管理レベルは、自分のスキルに合っているか
- ☐ 困った時に相談できる体制が整っているか
- ☐ 入職後の同行期間はどれくらいあるか
- ☐ 自分の性格は訪問看護向きか
これを全部、自分一人で面接や見学で聞き出すのって、実はけっこう大変なんですよね。
私が初就職で転職サイトを使った時のことは 看護師の初就職|転職サイトに助けられた話 に書いているんだけど、こういう「聞きにくいけど大事なこと」を代わりに確認してくれるのが、転職サイトの担当者さんだったりします。
転職を考えてるけど自分じゃ聞きにくいなって方は、看護師専門の転職サイトに登録して、担当者さんに上のチェックリストを確認してもらうのも、ひとつの選択肢かな。
最後に|事前準備で「自分に合う訪問看護」が見つかる
訪問看護への転職は、事前準備でかなり結果が変わるって、改めて思います。
私の場合、急変対応や高度医療管理のスキルへの心残りはあるけど、相談体制が整ったステーションを選べたおかげで、ちゃんと成長できた実感もあります。
転職って、決断するまでが本当に長いですよね。でも、動き出した自分を、後から褒めてあげられる日が必ず来るって、私は思っています。
同じように悩んでいる方の、立ち止まる時間のおともになれたら嬉しいです♡
それではまた、まーなでした。