病棟と訪問看護のリアルな違い|両方経験した本音

2026-05-19

こんにちは、まーなです。

「訪問看護って聞いたことはあるけど、病棟と何がどう違うのか、いまいち分からない…」

そんなふうに思っている方、けっこう多いんじゃないかなって思います。私も、病棟から訪問看護に移る前は、正直なところ全然イメージが湧いていませんでした。

今日は、病棟も訪問看護も両方経験した私が、その違いをリアルに書いてみますね。どっちが良い・悪いじゃなくて、「自分にはどっちが合うかな?」を考えるヒントになれば嬉しいです


そもそも仕事内容がどう違う?

まず、一番大きく違うなって感じたのは**「何を優先するか」**でした。

病棟では、どうしても病気・治療が最優先になります。患者さんの思いや生活全体に寄り添ったケアを本当はもっとしたいけど、複数の患者さんを受け持つので時間が足りないんですよね。

緊急検査や処置がパッと入ったりしても、時間内に全部終わらせないといけないから、優先度をつけて動くしかなくて。「一人ひとりとじっくり関わりたかったのに、今日も全然話せなかったな…」って帰り道に思う日も沢山ありました。

一方で訪問看護は、利用者さんのご自宅に伺って、その方らしい生活が少しでも長く続くように支援していく仕事です。

利用者さんごとに「大切にしている価値観」が違うから、そこを軸にして看護を組み立てていきます。訪問している時間はその方だけと向き合えるので、病棟時代に感じていた「もっと話を聞いてあげたかったのに」っていう心残りは、訪問看護に来てからかなり減りました。

それから訪問看護はご自宅にお邪魔するので、ご家族がいればご家族の意向や協力体制、介護疲れがないかまで把握することが大事になってきます。利用者さん本人だけじゃなく、その周りごと見ていく感覚が増々大切になっていきます。


1日のスケジュールの違い

ここはもう、全然違います

病棟時代の1日

病棟のときは、とにかく毎日が目まぐるしかったです。

清拭のケア、点滴交換、点滴が漏れてたら差し替え、検査があれば検査出し。日によっては昼すぎくらいにカンファレンスがあって参加したり、急に先生の指示が入って、その処置に追われたり……。とにかく優先順位をつけながら、走るように仕事をしていた感じです。

夜勤の日は、家で昼寝してから出勤するんだけど、年齢とともに身体のだるさが出てくるようになって。

夜勤明けは朝日が眩しくて目がシュパシュパして🤣 ハイテンションで仮眠できない日もあったりして、次の日の朝はやっぱり身体がだるかったな…。

訪問看護の1日

訪問看護に移ってからは、生活のリズムがガラッと変わりました。

朝決まった時間に出勤して、その日の訪問先を回って、夕方には帰る。夜勤がないから生活のリズムは整うし、40代になったからこそ、これが身にしみて有り難く感じています。

ただ、訪問看護ならではの緊張感もあって。初めて伺うお宅の前に立つときって、何回経験してもちょっと緊張するんですよね…。「ちゃんと受け入れてもらえるかな」って考えると特にそう。

家事や生活への影響については、別の記事で詳しく書いているのでよかったら見てくださいね♡

看護師のリアルな転職と、今の本音


人間関係・判断力の違い

ここは、私のなかで一番ギャップを感じたところかもしれません。

病棟は「すぐ誰かに相談できる」

病棟時代は、何か異変があったり、点滴がうまく入らなかったりしたら、先輩や同期にすぐ助けを求められたんですよね。

医師も必ずいて、主治医がお休みでも当直医がいたから、急変時もすぐに対応してもらえる。あの安心感は、今思うとすごく大きかったなって思います。

夜勤を回していると、シフトの関係で一週間とか会わないスタッフもいて、「最近会わないけど元気かな〜?」なんて思う日もありました。

訪問看護は「基本ひとりで判断」

訪問看護は、基本的にひとりで訪問することが多いんです。

新人時代はとくに「自分で判断したことが本当に合っていたのか」って不安になることが沢山ありました。

利用者さんによっては、急変していてもおかしくない方もいて。そういう方は常に頭に入れて、訪問前に自分のなかでシミュレーションをしてから伺っていました。それでも、自分ひとりで判断するのって迷うこともあるんですよね…。

それから、これは大事な話なんですけど——医師に言われたから利用したけど、本当は訪問看護を使いたくないっていう方もいらっしゃいます。

そうなると、信頼関係を作っていくのが本当に難しい。初回訪問のときに、相手の表情や口調から感情を汲み取って対応したり、自分の心が折れないように事前にシミュレーションしたり。これは今でも私のなかで課題として向き合っているところです。

でも、私が今いる訪問看護は、迷ったらいつでも上司や同僚に電話で相談できる体制になっていて、これにはかなり助けられています♡

スタッフ全員が日勤なので、病棟時代みたいに「一週間会わない人」なんてことはなくて、むしろ濃厚に関われる。だからなのか、チームで協力しようっていう意欲も高い気がします。

ただ、これは訪問看護の勤め先によってかなり違うと思います。転職を考えている方は面接のときに「困ったときに相談できる体制があるか」を事前に確認しておくと安心ですよ。

このあたりは自分で聞きにくかったら、転職サイトの担当者さんに代わりに確認してもらうのも◎です。


給料・働き方の違い

正直、転職前に一番気になるところですよね。

夜勤手当がなくなるから「めっちゃ下がるかも…」って覚悟していたんですけど、私の場合はそこまで大幅に給料には響かなかったです。

訪問看護によってはオンコール手当がついたり、訪問件数が多いとインセンティブがつくところもあるみたいで。このへんは本当にステーションによって違うから、転職時にしっかり確認しておくのがおすすめです♡

「夜勤を辞めたら絶対収入下がる」って思い込んでいる方も多いと思うんだけど、ちゃんと条件のいいところを選べば、思ったより下がらないケースもあるよってことだけお伝えしておきますね。むしろ今は勤続年数も長くなって、昇給されたので病棟時代よりはお給料がいいです。


体力・プライベートの違い

ここは私的に一番衝撃だったところです🤣

訪問看護って、移動があるって聞いて「体力きついのかな…」って思っていたんです。でも、基本は車での移動だし、駐車場からお宅までの徒歩と、ご自宅のなかでの動きなので、使う体力は病棟時代よりはるかに減りました。

もちろん、雨でも雪でも訪問はあるから、天候による大変さはあります。冬の朝の車のフロント、霜で凍ってると萎えるww

それからもうひとつ、訪問看護あるあるなんですけど——普段使わない道や一方通行があったりして、ルートを覚えるのが本当に大変でした🤣

とくに方向音痴さんだと、ちょっと苦戦しちゃうかも…。私は自分のなかで目印を決めておく・お宅の外観を必ず覚えるみたいな工夫をして乗り切っていました。最初は迷いまくりだったけど、慣れてくると「あ、あの角を曲がったとこのお宅ね」って身体で覚えちゃうんですよね♡

でも、夜勤がないって本当に大きくて。毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝る——この当たり前の生活リズムが、40代の身体にはじわじわ効いてくるんです。

そしてですね、規則正しく生活して、3食ちゃんと食べるようになったら……

見事に体重が増えました(笑)

病棟時代の走り回ってた体力消費がなくなって、ごはんもよく食べるようになって、そりゃ増えるよねって感じです🤣 これは完全に予想外の副作用でした…。

でも、これも私にとっては「生活がちゃんと回るようになった証」だなって、最近は受け入れて運動も初めちゃいました♡


まとめ|どっちが正解、はない

ここまで書いてきて思うのは、病棟と訪問看護、どっちが正解っていうのはないってこと。

  • じっくり一人ひとりに向き合いたい人は訪問看護
  • すぐ相談できる環境で急性期のスキルを磨きたい人は病棟
  • 体力的にきつくなってきた人は訪問看護
  • チームでわいわい働きたい人は病棟……かも?

ちなみにこれは私の個人的な意見なんですが、訪問看護に来てからも病棟時代に身につけた医療行為や急変対応の経験が本当に役に立っています。1人で判断する場面が多い訪問看護だからこそ、病棟でしっかり基礎を積めたことに今でも感謝しているんですよね。

私にとっては、最初の勤務先が病棟で良かったなって思える瞬間が沢山あります♡

人によって「大事にしたいこと」が違うから、自分の優先順位次第で答えは変わってくるんですよね。

ちなみに、実際に病棟から訪問看護に転職してみて感じた**「後悔したこと・しなくてよかったこと」** については、また次回の記事でもう少し詳しく書いてみようと思っています。楽しみにしててくださいね。


訪問看護に興味が出てきた方へ

ここまで読んで「訪問看護、ちょっと気になってきたかも」って思った方へ。

訪問看護のステーションって、本当にお給料も雰囲気もバラバラなんです。だからこそ、訪問看護の求人に強い転職サイトを使って、担当者さんに条件を細かく聞いてもらうのがおすすめ。

「オンコールはどれくらいの頻度?」「相談しやすい体制ある?」「インセンティブはつく?」みたいな、自分では聞きにくいことも代わりに聞いてくれるので、本当に助かるんですよね。


40代になると、20代の頃みたいに「とりあえず飛び込んでみる!」っていうわけにはいかなくなってきますよね。家族のこと、体のこと、これからのこと——天秤にかけるものが沢山ある。

だからこそ、私みたいに両方経験した人のリアルな話が、誰かの「立ち止まる時間」のおともになれたら嬉しいです♡

それではまた、まーなでした。